げんしけん 二代目の壱(10巻)
土曜日, 6月 11th, 2011
2006年に一旦完結して、その後別の漫画を描いていた木尾士目がげんしけんを再開。うーんやはりげんしけんを超えることは出来なかったかー。
物語は荻上が会長となって新歓をするところから始まります。初代にいた濃いメンバーは、今のところ斑目だけが露出してる感じ・・・。主人公は笹原君でしたが、やはりこの物語の核にいるのは彼・斑目さんですね。おそらく、当初はちょっと世を拗ねた先輩としての登場だったのですが、物語途中から存在感をぐんぐん増して、特に咲との関係が決定的になってからは、この物語の「背骨」になっていったような気がしますね。パラレルワールドのようなアフターストーリーでは、斑目と咲は夫婦になっています。あれ高坂は?と思いますが、当初から高坂はあまり咲に興味なかったのかもしれません。
物語は、新しい部員(研究員?)が入ってくるところから始まりますが、やはりポイントは波戸さん(?)でしょう。げんしけんがフツーのラブコメにならずに、ちょっと一味変わって読ませるところはこういうキャラの存在が大きいのでしょうね。初代も、それなりに濃い人が多く、笹原なんてこんな奴いたっけくらいの印象ですが、二代目もそんな感じで進みます。
それにしても、木尾士目だけに心情描写をかなり突っ込んで描いているので、ややもすると重苦しい話になりかねない(四年生や五年生はそうだった)のですが、本作はかなり絵柄に救われていますね。当初の劇画的なタッチは見る影もなく、非常にシンプルで軽い絵柄で、軽く読み進められます。
そんなこんなで、げんしけんはおそらく斑目と咲がゴールインするところまではなんだかんだいって続くのでしょう。ほかの漫画描いてるより、そっちの方が確実に売れることがわかっているだけに、今後は寄り道はせずにそちらに専心してほしいものです。ある意味結論を先に描いちゃってるので予定調和ではあるのですが、そこに至るプロセスはそれはそれで見たいし、面白いものになるのではないでしょうか。




