そして、もう一方の分冊、Allumage。こちらは比較的最近の短編を集めたものとなっています。表題作のAllumageはスタント女優が家事の現場に遭遇して・・・。岡本倫らしい短編です。大どんでん返しもあるよ。
レジストラ。毎度思いますが、タイトルのつけ方が秀逸ですね。サラリーマンをやってたそうですが、IT系かなあ。記憶を操作できる男の話。かなり連載を意識したものということですが、確かにそれっぽい構成にはなっていますね。
カリエラ。サラリーマン経験が生かされている(?)短編。サラリーマンなら誰しも思ったことがある(という)、「この電車にこのまま乗っていけば・・・」という妄想を実際にやると?岡本さんはそのまま乗って漫画家になってしまったのですが。「30年かけて数メートルを移動するのがサラリーマンの人生」。本当はそんな単純ではないのでしょうけど。
「メモリア」・・・岡本の漫画としては、「MOL」の方が有名でしょうが、これもドール三部作(?)のひとつ。
「MOL」・・・なんと、当初はLyme Yellowの焼き直しだったとか。一緒に載ってしまいました。それにしても岡本漫画の登場人物はよく泣きますな。
「デジトポリス」・・・これもエルフェンリートの巻末に入っていたので、よく知られているでしょう。爆弾処理の天才少女の話。原子炉に仕掛けられていた爆弾は、FBIですら処理を諦めたという最新型。ラストは・・・っと、やめておきましょう。
岡本倫の漫画は、大体においてにっちもさっちも行かない状態に登場人物が追い込まれて、同時に読む人にいろんなことを突きつけてきますね。読後感が深く、重いのもそのためですが、それでもやっぱり読めてよかったな、と思うことも多いです。
岡本倫短編集Flip Flap
Posted: 7月 23rd, 2008 under 岡本倫.
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