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はやぶさ2

Boichi

Boichi作品集 HOTEL Boichi(ボウイチ) 講談社

 <あらすじ>温室効果により、気温270度まで上昇することが判明した地球。ドキンス博士は、人類の文明と遺伝子を載せた「方舟」を建造し、人類再生の可能性を賭けて127光年彼方の恒星系へ飛ばすことを計画した。同時に、彼の弟子である安野により、南極に人類「以外」の生命のDNAを保存する「塔」の建設を提案した。これは後に「HOTEL」と呼ばれることとなる。地球上の生命は、この2つのプールを除き、絶滅した。
HOTELと方舟はそれぞれ自律型のAIを搭載しており、人類の再生に失敗した「方舟」は、地球に残された動物種の復元のために戻ってきた。戻ってきた方舟にHOTELの支配人:ルイが委ねたものは・・・。

日本からSF漫画が失われて幾分たちます。「寄生獣」は確かに傑作ですが、SFとは少し違う。諸星大二郎も面白いけど、どちらかというと伝奇ものに分類される。星野は衰え、木城は違うことをやっている。士郎はエロストレーターになり、弐瓶は相変わらずだ。
そんなとき、突如現れたのが「HOTEL」だった。コンビニでふと手に取ったモーニングに載っていたそれは、久しく滾ることのなかった「SF者」の血を沸騰させた。すべてのカタルシスをラスト2ページで爆発させるその構成力も見事の一言。

SF者のみなさんは一食(二食?)抜いてでも読むべし。
個人的に、来年の星雲賞(コミック部門)一押しですが、さて。